はじめまして。
歯科治療を繰り返したり途中放置することで、噛み合わせが変化してくることはよくありますね。
これは非常に長い時間をかけて、色々な歯が色々な変化を起こした結果が今の状態ですから、今後も小さい治療では元の形に近づくことはないと思います。
歯科医師側も、この歯を治そう、次はあの歯を治そう、と考えていると、歯列全体のことは頭からすっぽり抜けて、「木を見て森を見ず」ということになってしまいます。
特別何も考えなければ、曲がった家の曲がったクロスを張り替える様な、そんな治療になると思います。
まずはもとに戻す必要性があるのかどうかを診査して、元に戻した方がいい、あるいは元よりもまた違う、もっと理想的な噛み合わせにしておいた方が将来いいことがある、と判断された場合、方向性をはっきりと決めた上で大掛かりな処置が必要になると思いますよ。
具体的には、10本以上とかの、大掛かりな差し歯や入れ歯、インプラントなどの作製だったり、加えて矯正治療が絡んでくる様な、そういう大掛かりな治療になることが多いです。
(運が良ければ数歯の処置で済むこともあり得ますが・・)
マックス42さんの場合がどうかは実際に診査してみないと分かりませんが、まずは主治医の先生に、以下の点を相談してみて下さい。
・過去の噛み合わせと現在の噛み合わせに大きな変化があることを伝え、このままだと問題があるのかないのか。
・もしも問題がありそうな場合、あるいは機能的問題がなくても治療の希望がある場合、具体的にはどの様な処置方法があるのか?その金額、期間、利点欠点等
当院でも、今日ちょうど似た様なケースの治療が一区切りついたところでしたので、参考までに・・。
もともと同じく反対咬合で、
・ブラッシング指導+数本根管治療+6〜7本を仮歯に+むし歯治療6〜7本+奥歯を一時的に高く作る(約半年)
・下前歯1本抜歯+矯正治療 (10ヶ月)
までが本日。
今後、
・更に9本を仮歯に交換
・全ての仮歯を本歯に
でおそらく数ヶ月はかかりますから、全部で1年半ぐらい。
費用はミドルクラスの自動車ぐらい。。。
かなり大変ですけど、自分としては相応の価値は感じてはいます。
もっとはるかにシンプルになる場合もあれば更に大掛かりになる場合もあってケースバイケースですし、治療の必要性の判断も含めて先生によって回答は変わってくるところだと思いますから、気になる様なら複数の先生に相談されるといいと思いますよ。
お大事にどうぞ。
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