お久しぶりです。
その後治療も順調そうで、安心しました。
さて、下の4〜6番のルートカバーについてですが、私は反対ですね。
どんな治療もそうですが、やることの有益性と危険性を必ず比較して、有益性が勝る場合にだけ選択することになります。
piccoroさんが例えば、「実は売れっ子のアナウンサーなんだけどどうしても喋っている時に下の4〜6番の歯ぐきが下がっているのが目立ってしまって、視聴者にも指摘されたことがあるしこれでは仕事に支障がある!」とか言われれば、さすがに有益性が勝るかも知れませんけど、そんなことはないですよね?
ルートカバーは定着率の悪さが示唆する通り、身体にとっては結構不自然な処置ですから、よほどの理由がない限りはお勧め出来ません。
歯茎の裏側(歯周ポケットの中)では理論上虫歯はありえませんから、piccoroさんと同じ発想で予防的にルートカバーを選択される先生も、探せばいないこともないと思いますけど、「歯と歯茎の境目の虫歯に有効か?」と言われれば、それはちょっとこじつけかなぁ、という気がしますよ。
まあ、逆転ホームランは狙わずに、普通にレジン充填を綺麗にやり直して貰って、普通に虫歯予防を心がけて下さい。
因みにレジンの淵が黒く変色しているのはレジンの接着不良です。
それだけ接着の難易度の高い部位ですから、たかがレジン充填とは言え、それも簡単ではないですよ。
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